【暮らしのひとすくい】心ときめくものは思いがけないタイミングであちらからひょっこり、やってくるのだ(2024.11.18〜11.24)



11月18日(月)

「玄関が洗面所と同じ大きさで…」

すれ違いざまに、小学生くらいの女の子がお母さんに話しているのが聞こえて、一瞬それは広いのか狭いのか考えてしまった。


11月20日(水)

ラジオのインタビューで、インテリアを整えると自分を労ることにもなるとある人が言った。

今の部屋で実現したいことは、一人にちょうどいい読書スペースをつくること。

部屋の隅に一人掛けのソファを置いて、小さめの絨毯を敷く。ちょこんと隣に置いたスツールには積読の本を何冊か。
ラジオを聴いてさらに気持ちが高まった。


11月22日(金)

毎日水筒にコーヒーを淹れて、会社へ持っていくようにしている。
ただ今朝はその時間がなかったので、ティーバッグをふたつ水筒にセットしてお湯を注いだ。
緑茶を入れたはずなのにやけに香りが立つなあと思い個包装になったパッケージを確認すると、ひとつは「緑茶」、もうひとつには「ほうじ茶」と書かれた文字が。

一体どんな味になるのだろうか…と半分寝ぼけた頭で考えながら水筒の蓋を閉めた。


11月23日(土)

部屋に木が出現した。

新居に引っ越したので、先日「今年こそは!」と、今までずっと買わずに我慢していたクリスマスツリーを購入。それが本日届いた。
早速開けて組み立ててみると、想像していたよりもずっと本物のよう。枝に松ぼっくりがつけられているのでそれがまた本格さを増している。
自分が実家にいた頃に飾っていたのは、葉っぱが緑でおもちゃっぽい、いかにも「クリスマスツリーです!」というような感じだったので(それもそれで良い)、こんなに進化しているのだなあと感心してしまった。

ただライトも含めて、まだオーナメントを購入できていないので、本当にただの大きな木が部屋に佇んでいる状態になった。


11月24日(日)

姉から「もう使わないから」と、無駄にかっこいいロードバイクを譲り受けたので有り難く使わせてもらっていたのだが、近頃冬のように寒くなってきてはじめて、丈の短いアウターが必要だということに気がついた。
今のわたしの手持ちのアウターはどれも丈の長いものばかりで、ロードバイクの場合、裾を車輪に巻き込んでしまったり、汚してしまったりする。

「ショート丈 アウター」
慌ててネットの検索バーにキーワードを打ち込む。

でもわたしは知っている。
こうやって必死になって探しているときに限って、自分が求めているようなものはなにも出てこないことを。ネットの海は荒く、険しい。
心ときめくものはいつも思いがけないタイミングであちらからひょっこり、やってくるのだ。

このままでは寒さのせいで自転車に乗れなくなってしまう。
しばらく考えたあと、ときめきといえば古着屋だ!と思い立ち、学瀬の頃からよく行っていて今でもときどき立ち寄る高円寺へ向かった。

無事に一着の心ときめくアウターと出合えたので、これからの凍えるような寒さもドーンとこい!な状態で、安心して自転車に乗ることができます。

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