【暮らしのひとすくい】トースターはタイムマシンだと本気で思っていた(2024.2.13〜2.18)



2月13日(火)

会社でいつものようにお弁当を温める。
レンジフードのなかにお弁当を入れ、決まった秒数までレバーを回してセットする。

子どもの頃、トースターはタイムマシンだと思っていた。

実家のトースターにも同じようなレバーがついていて、子どもだったわたしは、このレバーを早く回せばなかの時間が進み、こんがりとしたトースタがすぐに食べられるものだと本気で思っていた。
それだからレバーを10のところまでいっぱいにセットして、それを手動でまた0まで一生懸命に戻していた。

これがただ単にタイマーの役割をしているのだということを理解していなかったのだと今になって思う。

お弁当がくるくるとまわり、レバーが少しずつ動いていく様子を見て、あの頃を思い出していた。


2月15日(木)

会社からの帰り道、春のような匂いがした。

少し湿っていて、でも風がよく吹いて。
身が縮こまるような北風ではなく、暖かな春の風が吹いていた。


2月17日(土)

ふるさと納税で頼んでいた文旦が届く。
実家にもお裾分けしようと10kg 頼んでみたら、ダンボールいっぱいの結構な量がきてしまった。

思えば、文旦は今まで食べたことがない気がする。

早速、ひとつ剥いてみようと大きめのものを選んで、包丁で皮に十字の切れ目を入れる。
皮は分厚いが、思ったよりもやわらかい。
外の黄色い皮を剥くと、今度は白い皮が出てくる。真っ白でふわふわしているから雪みたいだ。

そうやってようやく実に辿り着き、薄皮も剥いて食べてみると、実の一粒一粒がぷりぷりしていて大変美味しかった。
これはすぐに消費してしまいそう。


2月18日(日)

テレビをつけたら、料理番組がやっていて、中華料理を紹介していた。
単純なので、今日のお昼は町中華を食べに行くことにする。

黒酢あんの唐揚げと海鮮麺で迷う。
悩んだときは、どちらがより家で作れないかを考える。今回は唐揚げにした。

料理が運ばれてくると、お皿には想像以上に唐揚げが盛られている。
単品の注文だったので、ご飯も一緒に頼んだら、こちらも結構な量だ。

残すのが苦手なのと、最近は仕事のストレスからか、どんなに食べてもお腹がいっぱいにならない。
どこまでも胃袋が伸びている気がして、無理そうだと思っても入ってしまう。

そういえばこの間、会社の人たちとお昼を食べに行ったときも、ほとんどの人が残しているなか自分だけが完食していることがあった。

胃袋をどうにか小さくしたい。

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