【暮らしのひとすくい】ちょっと頼りないけど、この軽やかさに心が躍る(2024.4.1〜4.5)



4月1日(月)

写真を撮ってほしいと頼まれる。
新卒の入社式があるので、その記念写真を撮ってほしいとのこと。

仕事で写真を撮ることもあったし、趣味だとも周りにちらほら言っていたので、断れずに引き受ける。
会社で新卒を採るのは何十年振りからしい。
プレッシャーがすごい。

緊張しながらも式の様子を記録として何枚か写真に収めていき、いよいよ最後の記念写真を撮るときになった。
見様見真似でよくフォトグラファー方が集合写真を撮るときにするような声がけをやってみる。
しかし普段やらないことだからか、自分のことが滑稽に感じてしまう。

撮られている側のときには気がつかなかったが、実際にやってみるとその難しさを痛感する。

過去のそういった場面を思い返す。
自然に笑わせてくれたり、ときにはポーズを提案してくれたり…皆さま素晴らしすぎます。


4月2日(火)

仕事からの帰り道、目の前の信号が変わりそうで思わず駆け出すと、体がいつもよりも随分と軽いことに気がつく。
今日は首まで覆われた守ってくれるような重厚感のある冬用の上着ではなく、春用の薄いものを着てきたからだった。
裏地がないしちょっと頼りなさも感じてしまうが、この軽やかさに心が躍る。
どこまでも駆け抜けられそうな気さえしていた。


4月3日(水)

いつも通る道に「さくら」と名前がついたホテルがある。
今朝そのホテルの前を通ると、ホテルの看板を包み込むようにして桜の花がちらほらと咲いていた。
咲くまでは気がつかなかった。
名前の通りちゃんとあったんだな。


4月4日(木)

なぜだかはわからないが、水に触れているとアイディアが浮かびやすい気がする。
今朝も洗い物をしているときに、仕事のアイディアがパッと思いつく。

そういえば以前姉と一緒に行った占いで、「あなたの守護神はすべて水に関するものですね」と言われたことがある。

小さい頃からプールや海が好きだったのだが、特に泳ぐのが好きというわけではなく、水に浸かっている状態が好きだったのである(決まった泳ぎ方をしなくてはいけないから、学校の水泳の授業は嫌いだった)。

そうして一度水に入ってしまうといつまで経っても出てこない子どもだったので、母からは「海坊主」と呼ばれていた。


4月5日(金)

近頃会社のデスクトップの背景が毎日変わるようになり、それを見るのが毎日のほんのちょっとした楽しみになっている。
たまに同じものが出てくると「これは前も見たぞ」と思うし、
全く見たことがない新しいものが出てくると「お!」と思う。
そのくらいよく見ている。

今日は壮大な雪山の景色だった。

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